【経験談】新卒で経験した全人格労働。

asikase

 

私が新卒で入社した美容室が、そうだったんですが
この当時は、「ブラック企業」という言葉も「全人格労働」という言葉もありません。
およそ、四半世紀前の話です。
辞めても、この会社での経験がトラウマで夢にまで出てきてしまうほどに
なりました。トラウマが癒せたのは、本当にこの最近のことです。
それくらい、強烈でした。

そもそも、全人格労働とは?

全人格労働とは、人生の一部であるはずの労働が自分の人生や人格までも
労働に侵されてしまう、破滅的な働き方を指します。

多分、私がこの会社にというか店でずっと働いていたら
結婚は絶対無理だったと思います。

全人格労働は、その会社の上司自体が全人格労働者である場合が多く
部下にまで強いてきます。

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「仕事を第一に考えなさい!」と、言われて・・・

当時の店長に言われた一言でした。「仕事を第一に考えなさい!」
確かに、私は当時学生気分が抜けてなかったので未熟なところもあったしで
社会人としてのマナーなどを教育してくれたのは、有難かったです。

だけど、その範疇を超えているわけです。束縛が半端なかったです。

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地元を離れていて寮暮らしだったので、オーナーや店長たちとずっと一緒。
彼ら彼女らの顔を、一時でも見なくて済む残業の方がまだマシです。
自立心を養うために、私は地元を離れたけど
この会社(店)を選んだことを、かなり後悔しました。

パワハラ、うつ状態などの言葉が無い時代で既に・・・

ここでは書けないくらい、暴言多数の自尊心ぶち壊しな
パワハラがてんこ盛りな中、ノルマをこなす毎日。

当然、私の笑顔は消えて行き、うつ状態であろうが何だろうが
休むことすら許されません。早退でも、ネチネチ説教をされるほどでした。
全く、人として見てもらえませんでした。

辞めたいと言っても辞めさせてくれない。

4度くらいオーナーに話したのですが、全て却下。
何が何でも辞めさせないと言われました。
プライベートは一切許されず、今だったら告訴してもいいレベルのことをされました。
私はひたすら店の売り上げのために、ノルマをこなして働く日々。
ブラック企業の怖さはいじめと一緒で、「逃げ道がない」らいに精神的に追い詰められるところですね。

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4年後に後輩は、やはり会社のやり方に不満があって、愚痴を私に言ってきました。
これがきっかけで、私は「絶対、この会社を辞めよう!」と、決心してルームメイトが
居ない隙に、両親に助けを求める手紙を書きました。
今のように、スマホや増してや携帯電話すらありませんので「手紙」だったのです。

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両親に頼り、話し合ったけど・・・「菓子折りを持って謝れ!」

その「退職日」がきて、両親はオーナーと話を。私も呼ばれました。「お見合いをするから、花嫁修業のために辞める?ふざけんな!」と、オーナーは大激怒。
しまいには、「辞めるなら菓子折り持って、俺に謝れ!!それが礼儀ってもんだろ!」
怒鳴られて、ウチの親は菓子折りを買いに行き謝ったそうです。

で、夜に荷物を片付けて実家に帰りました。そして、その夜に自分の店を出すからと
先にその店を辞めた先輩から電話があり、ウチの母との話では「辞める時に、誰にもあのオーナーは、菓子折り持って謝れって言うようで、店をオープンした時は、お祝いの言葉すらなかったって。」

だから「美容師美容師」って持ち上げられるのが、今でも嫌ですね。

辞めたくても辞めさせてもらえない場合の退職方法は、また後日書きます。